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「念」の不思議


僕は長い間ネクタイをしたことがなかった。

長い間ジーパンとラフな格好で仕事をしてきたので、今の新しい職場のロッカーにはたった数本のネクタイしかない。

しかも全部今は亡き親父のネクタイだ。

だがそのネクタイに最近不思議なことを感じはじめた。


数本のうち、あるものは地味だけど、それを付けるとわりと一日が無難に粉せるものや、カッコいいんだけど仕事の上で必ず失敗をしてしまうというネクタイのことである。

もちろんそんな弦を担ぐ人間ではないので、今日こそはジンクスを打ち破ろうとカッコいいネクタイをしてみるのだが、最後にきてまた失敗を繰り返す。毎回である。


そのことを最近になって、もしや親父の「念」の仕業なのではと考えはじめた。

言っておくが霊界から息子に「悪念」を送っているという意味じゃない。

僕の親父は商店の店主だったこともあり、借金で首が回らないことも多々あったし、客との取引で人には言えないような苦労もあった。

恐らくそんな時にしていたであろうネクタイに、実はそのようなつらい「念」が入り込んでしまったのではないだろうかと思うのである。

自分の失敗を人の「念」のせいにするのは卑怯であるが、精神世界というものは侮れない。


こんな話を聞いたことがある。

ある人から作ってもらった服を着ると、どうも怪我をしたり体調が悪くなったりする。

調べてみると、その服をくれた人が、ほかの人間のことで腹を立てながらその服を作っていたことが分かったというものである。


人のために良かれと思って作った服でも、そのような「念」が入ってしまうと、怨む相手でない人までその「念」に影響されてしまうということらしい。


仕方がないので新しいネクタイを買うことにしようか。


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舞姫
舞姫

お父さんからのメッセージでわぁなぃですかぁ
同じ失敗をする事で学んだり解ったりする事って有るんじゃなぃかと…
苦労したからこそ念に寄って何か伝えたいのでわぁなぃかなぁとちょっと思ったのでコメントさせて頂きましたぁ

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