東京都港区 - SNS地域コミュニティ

収入が10倍


今から5年くらい前に、初めて上海を訪れた時は物価も不動産も今よりずーっと安くて、為替レートも1万円で730元くらいだったと記憶しています。その当時、海子さんから中国では「100元は1万円ぐらいの価値がある」と言われ確かにその通りだなーと感じました。当時はマクドナルドの時給が5、6元で、今じゃ10元ぐらいになっているかな。それでも格差社会は変わらずで、今でも月1000元以下の収入の人も多くいます。高度経済成長過程では物価はインフレ傾向にあるので、逆に格差は広がっているように感じます。収入が増えずにそのままの人は物の値段が上がっただけなので・・

最近、妻の友人で収入が10倍に跳ね上がった女性がいます。元々その女性はエステサロンで働くエステティシャンでした。彼女が勤めているエステ・ビューティーサロンの給与体系の仕組みが面白く。まず街頭で女性客を呼び込む客引きが、呼び込んだ客の売上(取引金額)に対して50%のインセンティブがあります。まぁこれは成功報酬制なのでかなりの波があるでしょうね。客引き達は店に客を誘導するだけなのでこの時点で売上は発生していません。次に客引きが連れて来た客をセールスレディーにバトンタッチします。客に対してエステ商品やVIP会員への勧誘などをして売上を発生させます。ここでの取引金額の10%がセールスレディーにインセンティブとして入ります。客引きからセールスレディーへバトンタッチし、そこから最終走者のアンカーとして彼女の出番がやってきます。当たり前ですがエステティシャンの登場です。こちらは技術職なので客1人に対して幾らという歩合もあります。最後にお店の店長ですが店の総売上の7%がインセンティブとして店長の収入になります。

?街頭の客引き:売上の50%
?セールスレディー:売上の10%
?エステティシャン:固定給+歩合(客1人に付き50元)
?店長:店全体の売上の7%

仮に1ヶ月で30人の客様が来店し全員がVIP会員となって1万元の年間チケットを購入した場合(30人×1万元=売上は30万元)

?街頭の客引き:15万元
?セールスレディー:3万元
?エステティシャン:3000元(固定1500元+歩合@50元×30人)
?店長:2万1000元

一見すると街頭の客引き給与いいじゃん!と思うかもしれないが街頭の客引きは死ぬほど人数います。なぜなら維持する固定人件費が0円なので小さい店でも20人とか30人とか・・なので一人当たりに換算すると少ない人は2000元以下もいます。セールスレディーも同様に維持する固定人件費が0円なので沢山います。まぁ10人程度とすると1人当たり3000元。しかし店長はお店で1人しかいないので2万1000元を総取りです。

前置きが長くなりましたが、収入が10倍になった妻の友人とはエステティシャンから一国一城の主、そう店長へと登りつめた女性なのです。先ほどの前置きでは例として1ヶ月の売上が30万元としましたが多い時は天井なしです(上海の富裕層が1回で6万元のVIP会員とかもあるので)自分の給与が10倍になるなんて・・ある意味チャイナドリーム!!世界が注目する中国経済!まだまだチャンスが転がっているかも!俺のガンバロー!!?
閲覧数 203 

Kengo
Kengo

収入が10倍なんて…夢のような話しですね〜

中国に住む友人が、まだまだ日本に比べると景気はずっとマシ!なんて言ってましたね〜

めりっとさんも頑張って

▲ 上部を表示 ▲