通常、病院で手術を受けた後には、「後の治療は、リハビリで…」ということになり、患者はリハビリに専念するようになります。
しかし、きちんとしたリハビリの期間の設定と効果が、はっきりしないと、患者にとって、不安になってきます。
しかも、高齢者を支える現在の医療制度では、入院リハビリの期間が180日間で打ち切られるようになりました。
病院にリハビリ通院していても、効果があがらないと、「長く通わなくてはいけないのかな…?」とか、「効果的な治療手段が、他にないのかな…?」と、感じてきます。
すると、リハビリ期間延長の不安や、リハビリの仕方についての疑問が起こり、今後に不安になってきます。
また、リハビリには、自己鍛錬の意識が必要ですが、回復意欲が強い患者の場合、結果的に、自己責任意識が大きくなり過ぎかねません。
その為、リハビリ期間中は、患者と人間的なコミュニケーションをとり、安心感をもたらし、患者の心理的効果も考慮する事が必要になってきました。
他方で、リハビリ治療には、機能回復の効果を得るために、まず、痛みを軽減させる事が大きな課題となります。
痛みは、リハビリを阻害する最大の要因となりますし、これに筋肉の緊張が加わると、更に、リハビリ治療を阻害します。
その為、マッサージを治療に組み込み、痛みが軽減させ、動作の自由度を高めながら、リハビリ治療を行う事が多くなってきました。
マッサージによる効果は、硬くなっている関節の組織を緩め、周囲の筋肉や靭帯の血行を促し、また、栄養状態を改善させることで、関節が伸びる範囲を少しずつ広げられる特徴があります。
また、マッサージによるスキンシップやコミュニケーションは、孤独感やストレスの緩和、そして、信頼関係の構築と精神的ケアにも、効果的な治療にもなっています。
さらに、現在のマッサージ治療は、凝り固まった筋肉を緩め、柔軟にして痛みやしびれを緩和させることで、リハビリ効果を上げようとしています。
それによって、座ること、立つこと、歩くことや身の回りのできることが増え、ADL（日常生活動作）の向上が期待できるからです。
そのような必要性から、リハビリ期間打ち切り後は、訪問マッサージの需要が多くなってきました。
訪問マッサージの業務内容も、以前のマッサージ中心から、患者の自宅を訪問して、リハビリマッサージ（身体の機能回復を目的としたマッサージ）が中心に、変わってきました。
これは、最初のマッサージによる治療で、血行の循環を高め、筋肉の緊張を和らげ、筋萎縮の予防や改善をして、むくみや痛みの改善を行ってます。
そして、その後のリハビリ治療で、自動運動、他動運動などを行い、関節が固まるのを防ぎ、硬くなった関節を動かせる範囲を広げるようにしているからです。
マッサージ治療によって、血液循環を促進し血流を改善し、合わせて、むくみや床ずれの予防も行い、それと同時に、筋緊張の緩和 筋肉の状態を改善し、痛みや痺れの軽減を図ることで、リハビリ効果を上げるようになってきました。
マッサージ治療は、痛みを軽減させたり、可動域の改善や筋力の回復にも効果があるため、リハビリ治療にも役立てられるようになりました。
当院でも、リハビリ効果を挙げる為に、筋緊張の軽減、関節可動域や筋力などの局所機能の回復、疼痛の低下なども、治療対象としています。
マッサージの施術時間は、最短15分から受け付けてます。 詳しくは、ＨＰのトップページ ≪治療内容と費用≫ を、ご覧ください。
（HP）
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