身体の奥の、鈍痛（どんつう）

検査を受けても、異常が認められないのに、疼(うづ)く様な痛みや、凝りなどの鈍痛に、悩まされる人が多くなっています。
多くは、“姿勢を保つ筋肉”に、過度の負担がかかり、筋肉のコワバリや、血流障害が起き、痛みが発生した為と考えられています。
最近では、運動不足やストレスなどによって、“姿勢を保つ筋肉”が弱まって、症状が起き易い傾向になっています。


この鈍痛は、“姿勢を保つ筋肉”ならば、全身どこにでも起きます。
通常、頭痛・肩こり・腰痛\"と言われる症状も、これに多く当てはまります。
身体の内側の“姿勢を保つ筋肉”の痛みなので、幹部が分かりづらく感じる特徴があります。


鈍い痛みを感じる代表例として、慢性腰痛があります。
背骨や骨盤の回りには、強靭な筋肉の束がいくつも包み、身体の安定を保ち、動きを可能にしています。
活動を行ったり、重い荷物を持ったりしても、ブロック積みのような背骨がバラバラにならず、身体が保持されています。


しかし、筋力が弱まったり、姿勢の悪い状態が続いたりすると、異常を知らせる神経が刺激され、痛みの信号となります。
このような信号は、筋肉の内部に、異常が発生した事を知らせる、\"アラーム\"の役割をしています。
しかし、腰の奥の異常なので、重苦しい鈍痛に感じられ、場所が捉えどころがないように感じます。


また、｢身体の歪み｣から、身体の内側に、鈍痛を感じる事があります。
骨の並びを維持している筋肉がコワバルと、筋肉の硬直によって神経が圧迫され、神経に異常な興奮が起き、痛みの信号を発っします。
外見から判断すると、骨の並びの問題から発する痛みのように思われますが、実は、背中の筋肉の片側に、片寄った負荷がかかった為の痛みです。


通常の筋肉の張りや、初期の硬結ならば、適度な運動や、ストレッチなどをすれば、次第に、それらは消えていきます。
しかし、筋肉の内側に、疲労や緊張によって筋肉が硬直し、シコリができた場合には、なかなか解消されません。
これらは、姿勢を保つ為に、身体を支えたり動かしたりしている筋肉なので、絶えず負荷がかかるので、回復しづらい為です。


痛みを解消させるには、骨格を支えている筋肉に、直接アプローチして、回復させる事が必要になります。
多くの場合、骨格の近くにできた、筋肉の硬結部を確認し、圧迫と循環改善作用を交互に行います。
この治療法により、硬直している筋肉の弛緩と、血管を拡張し、周辺の停滞した血流やリンパの流れを回復させ、筋肉自体の活性化を図ります。


筋肉の硬結部にしっかりアプローチされると、筋肉の深部にズーンと到達したような、快い圧迫感を感じます。
また、血行が良くなると、患部がポカポカと暖かく感じ、脱力感や爽快感に似た感覚となって、鈍痛が解消されてきます。
うっとうしい痛みが解消されるだけでなく、深部の固くなった関節周囲の筋肉が緩み、関節が動き易くなるので、スムーズに動けるようになります。


また、深部の筋肉がシコリ化してしまうと、鈍痛だけでなく、シビレ感や重ダルサのような、神経症状の原因になります。
この為、痛みの解消だけでなく、神経の異常な興奮を鎮める効果から、神経症状の解消にも広く利用されています。
このような治療法は、トリガーポイント療法として、現在では、リハビリ治療や医療マッサージでも、取り入れられています。


最近の東洋医学は、現代医学や欧米の手技療法を取り入れ、様々な痛みの分野にも治療効果を上げています。
当院は、伝統的な東洋医療に、これらの手技療法を取り入れ、疼痛緩和や、症状の改善を行っています。
マッサージの施術時間は、最短15分から受け付けています。　お試しください。


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