昔から、季節の変わり目と体調の関連について、いろいろな格言あります。
例えば、『雨になると、神経痛や関節が痛む』、『冬になると、気が重くなる』、『天気が悪いと、古傷がうずく』、などです。
気温･気圧･湿度などの変化に、身体の順応性が低下し、適応できなくなったり、ストレスが多くなったりした為と、考えられています。
このような、天候の変化や季節の変わり目に、体調が崩れて不快な症状が起きるのを、｢気象病｣と呼びます。
中でも、天気によって、身体の痛みが、増したり消えたりするのを、｢天気痛｣と呼んでいます。
気象病が起きる大きな原因として、自律神経との関係があります。
気候の変化に、自律神経の働きが追いつけなくなると、自律神経自体が疲労し、機能が低下する為です。
特に、気圧が急に低くなった時に、不定愁訴と呼ばれる、自律神経の乱れが起き易くなります。
例えば、疲れ易く感じる、ダルイ、グッスリ眠れない、立ちくらみがする、などです。
自律神経の不調なので、始めのうちは、キッカケとなる直接的な原因が分からず、症状もハッキリ自覚しづらい状態が続きます。
この為、一時的で、チョッとした、不調に感じられます。
しかし、自律神経の不調が慢性化したり悪化すると、｢気象病｣の状態が、次第に程度が増したり、別の不調に拡がったりします。
例えば、耳鳴りから始まって、うつやイライラ、めまい、偏頭痛、関節痛、古傷が痛む、などです。
しかし、当人は、原因がはっきり分からないので、対処の方法が分からず、我慢するしかなく、余計に不快感がつらく感じます。
このような状態になると、肩コリが、強く感じられるようになります。
気温差や気圧の変動に、自律神経のバランスが乱れ易くなる為です。
この結果、無意識に肩に力が入り、筋肉が過度に緊張し、血行が悪化して、肩コリが強まります。
このような｢気象病｣や｢天気痛｣は、気候の変化に敏感な女性や、仕事でいつもストレスを感じている男性に、症状が起き易くなっています。
しかも、仕事や人生で悩み事があると、精神的にストレスが溜まり、不快感や痛みが、更に増して感じられます。
特に、持病があると、痛みの調整力が低下して、患部の痛みの感じ方が敏感になり、強まります。
季節の変わり目に、気分が何となくすぐれないと感じた時は、身体に不調を起こし始めている“サイン”です。
まずは、身体の疲労や、身体に残った無用な緊張を、解消させる事が必要です。
例えば、肩周辺の緊張を緩めて疲労感を解消させると、脳への酸素供給も回復するので、精神的な不調の解消にもなります。
また、首周辺の循環を円滑にすると、気圧の変化は、耳の奥にあるリンパ液の微妙な流れの変化で感知しているので、不調の解消につながる事があります。
他にも、背すじの筋肉を伸ばしたり、腰から下の血行を回復させたりして、具体的に、身体に感じている不快感を解消させると、リラックス感がハッキリします。
特に、血行の改善は、季節の変わり目に起きる痛み(天気痛)に、効果があります。
これは、自律神経の不調によって、痛みを引き起こす物質が、血液中に分泌され易くなっている事と、筋肉や関節周辺に血行が滞り易くなっている為です。
血行の改善により、循環が促進されるので、痛みを引き起こす物質を排出させる作用があります。
気温差や気圧の変化に、身体がついていけないと、体調を崩し、毎日の仕事や家庭生活に影響を与えます。
当院では、コリや全身の疲労を除き、心身のリラックスを図れるように、体調管理を目的としたマッサージ治療を行っています。
マッサージの施術時間は、最短15分から受け付けています。 お試しください。
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