最近の日本の夏は、30度どころか、40度に迫る勢いで気温が上がる地域もあり、途方もない暑さになる事があります。
｢夏バテ｣や｢熱中症｣は、このような暑さによる、体力消耗、睡眠不足、栄養不足などに、疲れが重なると起きます。
予防や治療には、身体の血行を促し、疲労を解消し、体温調節の機能を回復させる事が大切です。
｢夏バテ｣は正式な病名ではなく、｢暑さ負け｣とか｢夏負け｣とも呼ばれ、いくつかの症状を総称して｢夏バテ｣と呼んでいます。
症状は、何となく体調が悪い、疲れ易い、朝からヤル気が起きない、眠れなくてイライラする、胃腸の不調、などです。
原因として、夏の高温・多湿に対応する為に、身体の自律神経の調節機能の負荷が大きくなり過ぎた為です。
更に、熱帯夜の為に寝不足が続いたり、食欲不振になったりすると、日中の疲労回復ができなくなり、体力を余計に消耗して、｢夏バテ｣の状態になります。
カラっとしたハワイやアメリカ西海岸は湿度が低いので、汗が自然に蒸発し、体温調節がうまくいくので、｢夏バテ｣はほとんどありません。
また、｢熱中症｣も、暑い時期に起き易くなります。
｢熱中症｣は、高温や高湿の環境下で、体温調整がうまくいかなくなり、体調不良や身体の機能障害を起こした名称です。
一般的な初期症状として、夏の炎天下で急にダルクなる、やたらと生あくびが出る、頭がガンガンと痛くなる、気持ちが悪くなった、などがあります。
｢熱中症｣が起きる要因としては、ストレスや疲労、あるいは運動不足などによる、血液循環の悪化が、大きく影響しています。
これは、血の巡りが悪かったり、血液が少なかったりすると、血液による、体温の調節機能が働きづらくなる為です。
この為、夏の強い日射しの下で激しい運動や作業をした時、身体が暑さに慣れない時期、また高温多湿の室内で過ごしている時などは、｢熱中症｣が起き易くなっています。
季節が暑くなると、体調管理が重要です。
例えば、睡眠を取っても疲れが取れない、夏でも冷え症で手足が冷たい、脚がむくむ、肩こりがひどい、などがある場合には要注意です。
このような状態の時に、疲れや緊張で血行不良が起きると、自律神経に悪影響を与え、身体の状態を更に悪化させます。
身体に必要な酸素や栄養素を運び、不要な老廃物を回収する働きを、血液がしています。
また、血液の循環によって、体表から身体の熱の放熱や、血液から汗をつくり、その蒸発によって体温を下げる働きをしています。
ところが、過労や睡眠不足が続いたりすると、血液の循環が悪くなり、体内に熱を溜め込み易くなり、身体の暑さへの適応力が低下します。
特に、身体の筋肉が硬くこわばって、重い感じや、動きが悪く感じる場合は、血液循環も悪くなっている可能性があるので、｢夏バテ｣や｢熱中症｣が起き易くなります。
身体の疲労や緊張を溜め込まない為にも、血液の循環作用を保つ事が必要です。
この為、夏の暑い季節には、特に、身体のコワバリの解消や、血液循環を改善などで、体調を整える事が大切です。
例えば、“ツボ刺激”を併用したマッサージの利用は、身体全体の血流を改善し、自律神経の不調を整える作用があります。
薬を使わずに、自律神経の不調を改善したいという人や、薬を飲み続けてもあまり効果を感じられないという人にとって、最適です。
過労や睡眠不足が続くと、体温の調節機能が低下し、身体の熱を溜め込み、｢夏バテ｣や｢熱中症｣が起き易くなります。
当院は、疲労の回復や緊張の解消によって、心身の不調を和らげ、健康維持の治療を行っています。
マッサージの施術時間は、最短15分から受け付けています。 お試しください。
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