睡眠に関する悩みの中で、圧倒的に多いのが『寝つきが悪い』『眠りにつけない』といった悩みです。
普通に、眠りにつける人は、床に入ってから入眠するまでの時間が、10分から15分位です。
もし、30分以上かかっていると、入眠障害の可能性があります。
入眠障害の改善に、薬の依存性や副作用が少なく、安全性の高い睡眠薬が、最近、多く開発されています。
普通の内科でも処方されているので、利用している人が多くなっています。
治療方針も、薬によって眠れるようになってきたら、徐々に量を減らし、最終的に自然の睡眠に戻すようにしています。
しかし、薬の副作用が低くても、｢薬を飲まないと、眠れないのでは？｣といった不安があると、薬が手放せなくなります。
更に、寝付けないのは、理由があるので、その理由を解消しておく事も必要です。
この為、薬を使わないで、眠れるようにしたいと思っている人が、かなりいます。
頑固な入眠障害を治すには、薬が強い効果を現しますが、軽い入眠障害ならば、薬を使用しなくても、改善が可能です。
例えば、眠れなくなる事が時々あるとか、1～2時間かければとりあえず眠れるといった場合です。
入眠障害の多くが、体内時計の狂いや、ストレスや自律神経の乱れに起因している為です。
もともと、人の身体には、｢朝になると目が覚め、日中は活動し、太陽が沈み夜になると眠くなる｣という体内時計があります。
また、疲労すると、身体を休める為に、睡眠が必要になります。
しかし、眠りに着く前に、一日のストレスを解消させて、できるだけベッドの中に持ち込まない事が、重要なポイントになります。
例えば、デスクワークの時間が長かったり、身体が硬くなっていたりすると、背中が突き出たようなコワバリや、痛みを感じて、眠れなくなります。
すると、ベッドの中で嫌な事を思い出したり、その日の失敗を考えたりして、睡眠が障害されます。
また、精神的にも、昼間の緊張感や不快感が解消できないと、寝つきを悪くさせてしまい、熟睡感を少なくさせます。
例えば、ストレスが過剰にかかっている状態や、長時間労働で気持がハイの状態が続いてしまうと、眠ろうとしても、脳や身体が、睡眠に適した状態になれなくなります。
心労で睡眠の質が下がるので、疲れているのに眠れない、寝つきが悪く寝てもスッキリしない、朝が辛い…、などの症状が現れます。
眠ろうとして、眠る事ばかりを考えていると、なかなか眠れません。
上手に眠りに着く為に、身体の緊張と興奮を鎮めて、リラックスした感情へ導く副交換神経への切り替えが必要です。
心も身体もリラックスさせ、眠れるような準備が大切です。
例えば、自然な睡眠を誘う為に、首や背中の緊張を解消し緊張感を和らげる方法があります。
身体の緊張がほぐれてくると、気持が和らぎ、日中の活動モードから、安眠モードへ、切り替わり易くなります。
脳も、昼間の出来事の整理が行なわれ易くなるので、頭の中をスッキリさせる効果があります。
また、身体の筋肉が、自然と緩んだ状態にしておくと、睡眠の質が良くなります。
これは、深い睡眠になると、お腹を自然に上下させるような腹式呼吸になり、ゆったりとしたリズムの呼吸になる為です。
この為、呼吸が、一定の安定したリズムで、ゆっくりと繰り返されるようにしておく事が必要です。
眠る前に、リラックスした状態になれないと、寝付けなかったり、眠っても夜中に目が覚めたり、朝異常に早く目を覚ましたりします。
当院は、凝りや疲労を解消し、心身のリラックスを図って、体調の回復を促進させる治療を行っています。
マッサージの施術時間は、最短15分から受け付けています。 お試しください。
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