不定愁訴は、原因がはっきりしない、身体の不調です。
原因や理由がハッキリせず、｢頭が重い｣、｢イライラする｣、｢疲れがとれない｣、｢よく眠れない｣など、体調が悪くなる症状を言います。
統計によると、就業女性の場合、毎月1～3日程度、平均30%程度の能率の低下がみられるので、仕事上のハンデにもなります。
しかし、不定愁訴に悩んでいても、医師に相談するのは、5人に1人ぐらいと言われています。
最大の理由は、｢不定愁訴は病気ではないので、この程度の理由で病院に行くべきでない｣と、思っているからです。
また、｢相談できる医療機関が分からないから、受診しない｣も、多くなっています。
検査をすれば、早期発見や治療につながりますし、特に大きな異常がなくても、｢ひとまず安心する｣事で、症状が軽快する事もあります。
しかし、家事や育児･介護などに追われていると、身体に異常を感じても、後回しにしてしまうのが、実情のようです。
また、身体に心配があっても、友達同士のおしゃべりで、｢大丈夫よ！｣とか、｢そうよね！｣と言って、自分を安心させてしまいます。
女性は、女性ホルモンの微妙な加減によって影響されるので、疲労やストレスなどがあると、体調に大きな影響を受け易くなっています。
また、男性に比べて筋肉量が少ないので、熱やエネルギーを作り出す事に限度があり、体力的に無理が効きません。
身体の働きは、自律神経によって調整されているので、過労や緊張、そしてストレスなどの影響によって、自律神経のバランスが乱れると、不定愁訴が現れます。
この結果、身体が冷えて血行が悪化すると、下腹部のように、血液を多く必要とする所ほど、筋肉のこわばりや機能低下が起き、痛みが起きます。
しかも、疲労物質が溜まって、ダルサや疲労感となったり、筋肉の硬直から神経を圧迫したりして、慢性的な痛みや不快感を生じます。
几帳面さや責任感があって、つい頑張り過ぎてしまう女性ほど、疲労が蓄積され、ストレスの影響を受けてしまい、身体の不調が出易くなります。
この事は、病院の検査で、異常がなかった場合でも、改善方法がある事を意味しています。
例えば、東洋医療の利用です。
東洋医療は、身体に現れた自覚症状を重視して、その人の体質などを考慮した治療を行っています。
また、いくつもの症状がある場合、身体のバランスが崩れて、様々な症状が起こっていると捉えて、身体のバランスを整える治療をしています。
この為、病名がつかない症状や、病気として捉えられない不調の改善に、とても有効な治療になっています。
しかし、不定愁訴は、身体の異常が確認できなかったり、同じようなストレスを受けても、人によって、その症状が大きく異なったりしています。
この為、症状を解消するには、自分で自分の体調をコントロールしながら、自分で乗りきる事(セルフコントロール)も必要になります。
例えば、最初の段階では、最もつらいと思われる症状や、治したいと思う症状に、ポイントを絞って治療を受けてみるのも、とても有効です。
不快症状の中でポイントを絞り、身体の不快感を減少させられれば、次のステップになります。
東洋医療は、自律神経のバランスの回復を、強みとしています。
まずは、気になる身体の部分だけでも治療を受けて、症状の改善を試して下さい。
不定愁訴の治療には、プライバシーが守られた室で、リラックスした気分で、治療が受けられる事が必要です。
当院は、保健所の認可を受け、個室型の施術室で、女性の患者が安心して、マッサージ治療が、受けられるようにしています。
マッサージの施術時間は、最短15分から受け付けています。 お試しください。
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