更年期になると、憂鬱な疲労感や倦怠感に、見舞われる事があります。
どこが悪いのか、いつから悪いのかなど、具体的に、気になる症状の原因がハッキリしないのが特徴です。
｢何となく身体がだるい｣、｢何となく気分がすぐれない｣、｢何となく身体が疲れている｣、｢何となく頭が重い｣など、｢何となく｣という言葉が多くつきます。
しかも、疲労感や倦怠感は、自覚はされても、脳が感じる感覚なので、具体的な解消方法が難しくなります。
例えば、睡眠や休憩時間を十分とったつもりでも、身体のだるさが、すぐにぶりかえします。
疲労やストレスを感じる“センサー”は、いったん正常値に戻せますが、原因となる疲労や精神的なストレスが、身体に残ったままの為です。
更に、身体をコントロールしている神経への負荷が、大きくなっている事も影響しています。
例えば、日々の生活で、脚を組む、頬杖をつく、立ったまま、座ったまま、同じ動作を繰り返す、などを行っているうちに、次第に筋肉の使い方に癖がつき、知らず知らずのうちに、骨格が歪んできます。
すると、脳からの神経の伝達に、遅れや支障が出るようになり、筋肉や神経などの働きや、血液やリンパ液の循環を悪化させ、不調を起こし易くなります。
この結果、身体は、疲労や緊張だけでなく、それらの感情も蓄積されます。
更年期になると、女性の約７割が、イライラや不安感と共に、疲労感や倦怠感に、悩まされると言われています。
精神的疲労や倦怠感が強まって、いろいろな不快な気分を引き起こします。
このような疲労感や倦怠感を感じる時期は、気分の落ち込みだけでなく、体調も悪くなっています。
背景に、更年期の時期は、これまでの家事や仕事、子育てなどが一段落しますが、今迄の生活の疲れが、ドッと出てくる時期になっている事があります。
ところが、若い頃と違って、無理が効かず、体力が落ちています。
例えば、背中がガチガチに固まっているとか、首スジにいつも痛みを感じる、腰が痛む、などです。
身体に、痛みや不快感などの『身体症状』を伴う事が多くなっています。
この為、更年期の疲労感や倦怠感の回復には、“身体のコンディションを整える”事が、大切になります。
例えば、血行が良くなると、酸素や栄養が体に行きわたり、老廃物が排出され、身体の痛みや不快感が解消され、身体が楽になります。
また、固まっていた筋肉の柔軟性が回復すると、呼吸が深くなるので、気分的にリラックスします。
身体が楽に感じられてくると、気持もリラックスしてきます。
この効果を利用して、東洋医学には、体調改善だけでなく、“コンディショニング”として、心身の健康管理に利用されてきました。
特に、ツボ刺激を利用したマッサージ治療は、神経の働きを活性化し、血流を改善させたり、ホルモンを分泌させるので、体調を整え、心を落ち着かせたり、ストレスを和らげます。
例えば、ツボを押して、痛みを感じる場合には、そこに広がっている神経が、不調を起こしていると考えています。
その為、血流を促し、不調を起こしているツボを刺激し、張り巡らされている神経を活発化させて、回復機能を高めます。
東洋医学は、この回復機能の強化を図り、血液循環を促進し、栄養や酸素などのスタミナを補給や、疲労物質を押し流し、健康の維持を図っています。
更年期の疲労感や倦怠感には、身体のコンディショニングによって、様々な不調を和らげる効果があります。
当院は、血流改善、筋緊張やそれに伴う疼痛を除去、神経機能の回復などにより、不快感や疲労感を解消させる治療を行っています。
マッサージの施術時間は、最短15分から受け付けています。 お試しください。
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