凝りの中でも、“神経が異常な興奮”を起こしている凝りがあります。
このタイプの凝りは、筋肉のコワバリだけでなく、神経が何らかの理由で傷つき、過敏になっているので、ジーンと疼くように感じや、ズキズキとした感じが、強まります。
これは神経が、硬くなった筋肉の圧迫や、筋肉内に溜まった疲労物質に刺激されて、異常な興奮を起こしている為です。
このような凝りは、筋肉の奥を、いつもギューッと締めつけられるような凝り感と、周辺にジーンとした重ダルサを感じます。
ツイ、無意識に手を当ててみたり、揉むようなしぐさをしてみたり、する事が多くなります。
しかし、不快な痛みがあっても、特に身体の異常が無いので、｢病院に行くほどでは…｣と思いがちです。
しかし、このような痛みが長く続くと、筋緊張や血流を更に悪化させるだけでなく、その不快感から、有害なストレスとなります。
例えば、最初の頃でも、絶え間ない違和感(疼痛)に悩まされるようになります。
その後、次第に、ダルサや不快感を伴った疲労感が強まり、気になるので、集中力が無くなったり、気分的にイライラさせられたりします。
このような状態が続くと、筋肉の強い収縮によって、骨や関節面が引っ張られて変形し、動かすと、痛みやゴリゴリとした音が出るようになります。
また、血液循環の悪化から、頭痛、耳鳴り、肩や上肢のシビレなどの、症状を引き起こす事もあります。
これらは、痛みのストレスによって、交感神経の緊張が慢性化し、血液不足→酸素不足→痛み信号発生→血液不足、という悪循環のサイクルが形成されてしまうからです。
特に、神経トラブルや不眠、疲労などで、自律神経のバランスが乱れたり、不安や恐怖、怒りや悲しみ、そして孤独などの心理的要因があったりすると、症状が悪化します。
また、低気圧が近づき、雨などの天候の悪い日になると、それに伴って、症状が悪化する事もあります。
“神経が異常な興奮”を起こす凝りのキッカケは、何度も痛みを繰り返す事が、大きな原因になっています。
痛みを感じる神経が、過敏になる為です。
この為、身体のどこにでも生じる可能性があり、特に、首・肩・腰のように、体重のかかる関節付近が、多くなっています。
“神経が異常な興奮”を起こした凝りは、筋緊張や血流の悪化によって、神経が悲鳴をあげたような状態になっています。
神経の異常興奮と血流悪化が悪循環となっているので、回復しづらくなっています。
このように、神経に原因があって、なかなか治らない痛みを、“神経障害性疼痛”と言います。
このタイプの凝りを解消するには、神経の過敏状態を回復させ、痛みの発生を無くす事が必要です。
セルフケアで回復が困難な場合や、慢性化して治りにくい場合は、治療を受けて解消させる事が大切です。
画像検査では映らないので、問診と触診をベースにして、押されるとジ～ンと響いたり、｢痛(イタ)気持ち良い｣と表現されるような、疼痛を感じたりする箇所を探します。
確認後、深部の過敏点を逃がさないように、しっかりとシコリを捉え、圧迫しながら、弾力性を回復させていきます。
また、シコリ付近の、停滞している血流とリンパ液の流れも解消し、神経を正常化していきます。
時間をかけ、シコリを崩していくと、シコリが形を変えながら縮小していき、患者も、筋肉の柔軟性が回復してくるのが分かります。
いつも同じ所がジーンとする、しつこい凝りや、ズキズキする凝りには、注意が必要です。
当院では、神経や血管が圧迫されている筋緊張を解消し、痛みや不快感を解消する治療を行っています。
マッサージの施術時間は、最短15分から受け付けています。 お試しください。
(HP)
nqf32971.cocolog-nifty.com/blog/ 
