脚が暖かそうだと思って、ブーツを履いていたら、「足先がヒンヤリと冷たくなった!」、という事があります。
思わず、足の指先を動かしたくなったり、足先の感覚を確認したくなったりして、ブーツを脱ぎたくなります。
これは、ブーツを履くと、足首が固定されてしまい、足裏やふくらはぎの筋肉を、シッカリと動かす事ができなくなって、血行が悪くなる為です。
しかも、我慢していると、足先の冷えだけでなく、血行悪化によって、ふくらはぎが張ってきたり、脚がむくんだりしてくる事もあります。
腰にも波及すると、腰にダルサを感じたり、腰やお尻に鈍痛を感じてきたりします。
このような下半身の血行悪化は、上半身にも影響し、身体全体がダルクなったり、疲れ易くなったりするだけでなく、脳の血行にも影響すると、集中力が無くなって頭がボーっとしたりします。
ブーツは、外気を防いで、足首を温かく保ってくれます。
これは、足首の周りには、筋肉がほとんど無いので、冷たい外気が脚に触れると、冷気をもろに受けてしまう為です。
最近では、通気性を改善して、夏でも履けるサマーブーツもあります。
夏場のクーラーの効きすぎた部屋でも、足首を温かく保つ冷房対策として、人気を呼んでいます。
ブーツは、ファッション性と共に、脚の寒さに対する、最適なグッズと言えます。
しかし、「暖かいはず!」と思って履いているブーツには、脚の冷えやむくみの原因となる、意外な落とし穴があります。
ブーツを履いているうちに、脚の血管をギュッと収縮させてしまい、血流を低下させてしまう事があります。
足先に冷えを感じる場合や、脚がダルク感じてきた場合には、脚や腰の、筋肉の状態をチェックする事が必要です。
例えば、膝から下を10秒ほど押した後に、指を離してみて、跡が残るようであれば、脚にむくみができている可能性があります。
また、ふくらはぎを圧迫して、硬い張りを感じたり、痛みを感じたりする場合には、自覚症状は無くても、脚に血行の悪化が起きている事が考えられます。
これは、脚には、直径1㎜以下の、ごく細い毛細血管が、網の目のように張り巡らされている事が、関係しています。
心臓からは、身体の温かさを保つ血液が、全身に送られています。
しかし、心臓の力だけでは、細い毛細血管の中で、血液を移動させたり、毛細血管から静脈に入った血液を、再び心臓まで戻したりする力はありません。
しかも、立ち仕事や座り仕事など、長時間同じ姿勢でいると、どうしても血流が低下し、老廃物が溜まり易くなります。
また、キレイに舗装された平らな道は、ブーツのような、脚の動きが制限されるような靴でも歩けますが、その分、脚の筋肉の働きが落ちてしまいます。
脚の働きは、身体を移動させるだけでなく、下半身に送られた血液を心臓に戻す、重要な働きをしています。
この為、下半身に届いた血液を、筋肉が毛細血管をもみほぐすような動作をして、上に押し上げる働きをしています。
そして、押し上げられた血液の逆流を防ぐ為に、血管の弁を開閉させる働きもしています。
足先に冷たさや、脚にむくみがある場合には、脚や腰の筋肉の柔軟性を回復させ、関節の可動域を拡げて、下半身の血液循環を改善させる事が必要です。
下半身の血液循環の改善は、冷えによる体調を整えたり、脳の血流を回復させたりする場合にも、重要な対策になります。
ブーツを履いて、脚の血行が悪化してしまうと、足先が冷たくなったり、感覚がジーンと鈍ったりします。
当院では、下半身の血流改善、疲労の解消などにより、むくみや冷えの治療を行っています。
マッサージの施術時間は、最短15分から受け付けています。 お試しください。
(HP)
nqf32971.cocolog-nifty.com/blog/