季節が寒くなってきたり、部屋の冷房が強かったりすると、関節の痛みに悩まされる方がいます。
膝や腰の、ダルサや鈍痛などに悩まされたり、立ち上がった時に、関節が思うように動かなかったりするので、思わず｢アイタタ！｣となります。
このように、身体が冷えて、痛みを感じる症状を、｢寒冷痛(かんれいつう)｣と呼びます。
寒冷痛になる大きな原因として、身体が冷えると、体温を保つ為に、筋肉への血流量を減少させ、体熱を逃がさないようにする仕組みが、影響しています。
血流量が減少するので、血液から取り込む酸素量が減少し、筋肉の瞬発力や持久力が低下し、動きづらくなり、動かそうとすると痛みが出ます。
この為、寒い朝に起きようとした時や、冷房が効いていた部屋で、長時間座っていた後に立ち上がろうとすると、膝や腰などが痛み出します。
また、寒さによって、痛覚や触覚などの感覚が、敏感になっている事も、影響しています。
寒さによって、筋肉が緊張して収縮すると、痛覚や触覚などの神経が圧迫されるので、痛みを感じる神経が活発になり、しかも、ジンジンする感じやシビレ感などが、痛みの感覚を拡げます。
このような状態に、筋肉を動かすと、敏感になっている神経を圧迫刺激するので、痛みの感覚を大きくします。
この為、寒冷痛は、冷え性の人や、身体に古傷があると、起き易くなります。
血流が、悪くなっている為です。
冷えると、更に血流が悪くなるので、チクチクと痛みを感じ易くなります。
痛みが出易い関節には、特徴があります。
それは、関節の可動域が大きいにも関わらず、その割に、動かす事が少なくなってしまった関節です。
肩凝りが典型例で、肩関節の可動域が大きいにも関わらず、動かさずいると、凝りが強まり、痛みが出ます。
特に、毎日の生活の中で、辛くなるのは、膝と腰です。
寒さや冷房で、関節がこわばったようになると、しゃがんだり、階段を昇り降りしたりすると、関節がギシギシした感じになって、痛み出します。
しかも、日ごろから、膝や腰に違和感や痛みがあると、寒さを感じる時だけでなく、低気圧が近づいてきても、痛みの感覚が敏感になります。
これは、膝や腰は、身体を支えている負荷が、絶えずかかり、しかも、関節部分を曲げている姿勢が多いので、血行が悪くなる為です。
しかも、運動不足や加齢によって、筋肉の活動に必要な酸素が、血液から取り込む量が減少し、老廃物が溜まり易くなります。
すると、筋肉の柔軟性の低下や、内部の神経を刺激して、関節痛を引き起こし易くなります。
関節の寒冷痛には、関節付近の筋肉の、柔軟性を回復する事がポイントです。
神経は“筋肉をクッション”として、血管沿いに走行しているので、筋肉の変化を受け易くなっている為です。
関節付近の筋肉の柔軟性を回復すると、関節の動きがスムーズになるだけでなく、筋肉の硬直による、神経への刺激が減少します。
特に、膝や腰は、体重の負荷がかかる場所なので、関節周囲の筋肉の柔軟性を回復させると、痛みをぐっと軽減させられます。
しかも、血行の良い状態をキープする効果があるので、寒さからの関節痛を和らげて、身体の体調管理に効果的です。
筋肉の瞬発力や持久力も回復し、関節の可動性が高まり、立ち上がりや座る時などが楽になり、日々の動作の不安も無くなります。
寒くなって、外出や運動が少なくなると、関節周囲の筋肉が硬くなり、凝りや、関節の痛みが悪化します。
当院は、血流改善や神経の機能を回復させ、筋緊張やそれに伴う硬結、不快感、疲労感、及び疼痛を、緩和させる治療を行っています。
マッサージの施術時間は、最短15分から受け付けています。 お試しください。
(HP)
nqf32971.cocolog-nifty.com/blog/ 
