｢運動不足は、身体に良くない｣と、言われます。
でも、食事や睡眠とは違って、運動不足が直接の原因となって、命を落とす事はありませんし、｢運動をしないと、生きていけない｣と言う訳でもありません。
この為、気にはなっても、｢病気のように症状が現れないから、問題ないだろう…｣と、思ってしまいます。
しかし、運動不足は、身体のあちこちに、痛みやダルサが起き易くなります。
これは、筋肉や靭帯が縮んで硬くなるので、柔軟性が無くなって、血行が悪化する為です。
伸縮範囲が限られるので、すぐに、許容される範囲を超えてしまい、痛みが出易く、疲れ易くなってダルクなります。
また、首・肩・腰・膝などで、節々が痛む原因にもなります。
筋肉がこわばって、柔軟性が無くなると、関節を構成する筋肉や腱に、しわ寄せとして、曲げ伸ばしの負荷が多くかかる為です。
しかも、関節付近は血行が少ないので、余計に、節々が痛むようになります。
更に、血行の滞りが、痛みの神経を過敏にします。
酸素や栄養が不足し、老廃物が溜るので、痛みの神経を刺激し、絶えずジクジクと痛むようになります。
“毎日、どこかに痛みのある生活”となるので、激痛でなくても、精神的にストレスを感じる日々になります。
ほとんどの人が、このように、運動不足を、病気を起こす原因としてではなく、身体の不快感から気付くようになります。
特に、中高年以降になると、知らず知らずのうちに、運動能力の低下だけではなく、姿勢の崩れや、それに伴う肩凝りや腰痛が起き易くなります。
しかも、血行が悪くなるので、炎症が起き易く、痛みも起き易くなります。
また、人間の血液の約70%が、重力の影響で下半身に集まるので、脚の血液循環が悪くなると、上半身にも及び、ダルサを感じ、身体全体が疲れ易くなります。
特に、ふくらはぎの筋肉は｢第2の心臓｣と呼ばれ、足元の血液を心臓に送り返す働きをしているので、脚の筋肉の緊張をほぐし、血行を良くする事が必要です。
しかし、日頃の運動不足や血行不良を解消しようと、週に一度、まとめて運動をすると、かえって逆効果になります。
血液の循環量は通常より一時的に増えますが、体内の血液供給量は、普段の生活に合わせて限られているので、必要な血液が身体の隅々まで行き渡らない為です。
しかも、頑張り過ぎて、疲労が残ると、筋肉が硬くなったまま、翌日に疲れが残ってしまいます。
この為、健康を維持する為には、栄養や酸素をシッカリと吸収できる事と、それらを身体の隅々まで、確実に運ぶ血流が大切です。
筋力を強化する運動をするのではなく、脚の筋肉の緊張をほぐし、血行を改善する事が大切です。
特に、身体の痛みやダルサを解消するには、筋肉の緊張や溜まった疲れを解消させ、身体の歪みや関節のズレを、元の状態に戻す事が必要です。
このような場合、マッサージ治療が効果的です。
運動不足で固まった筋肉を回復させるだけでなく、運動不足による、いろいろな症状が解消します。
例えば、｢チョッとした運動でも筋肉痛や疲労を感じる｣、｢お腹がたるんで太った｣、｢風邪を引き易くなった｣、｢寝られない｣、｢食欲不振｣、｢便秘｣、などが気になっている場合です。
身体の柔軟性が回復し、関節可動域の改善や、血流が良くなるので、精神的にもリフレッシュできます。
仕事やスポーツで疲れた時だけでなく、健康維持の為にも、日頃から、筋肉の柔軟性や血行に、注意しておく事が大切です。
当院では、血流改善と神経機能の回復を促し、筋緊張やそれに伴う硬結、不快感、疲労を除去する治療を行っています。
マッサージの施術時間は、最短15分から受け付けています。 お試しください。
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