妊娠中期から後期になって、お腹の赤ちゃんが大きくなると、妊婦さんの腰に、１～2kgの重さが加わります。
これまでと違う身体のバランスを保つ為に、背中･腰･お尻の筋肉がパンパンに張ったり、肩こりや腰痛が起きたり、足裏に痛みが走ったりします。
また、骨盤の靭帯を緩めるホルモン作用により、関節が不安定になるので、腰やお尻の筋肉の緊張が増し、経験のない痛みを感じる事もあります。
しかし、このような違和感や痛みを相談しても、｢妊娠中なら、誰でも経験する事だから…｣と、片付けられてしまいがちです。
しかも、お腹の赤ちゃんへの影響を考えると、薬が飲めません。
こうなると、我慢する事が多くなり、ストレスとなるので、お腹の筋肉がよけいに緊張し、症状が余計に辛くなります。
更に、妊娠すると、病院の検査や食事などで、毎日が忙しくなり、自分の健康に気が回らない事が多くなります。
また、出産後も、赤ちゃん中心の生活となるので、身体が辛くても、赤ちゃんの面倒で精一杯になります。
本来、お腹の赤ちゃんの為には、“居心地の良い身体を保つ事”が大切です。
妊婦さんが、身体の変化に緊張して、不安な思いをしていると、お腹の赤ちゃんにも良いはずありません。
この為、妊娠中から、少しでも身体の不調を起こさないように、体調の管理をする事が大切です。
このような妊婦さん特有の、身体の不調を改善する為に、昔は“あん摩”が利用されてきました。
“あん摩”は、中国から伝来した治療法で、押したり、揉んだりしながら、血の巡りを良くし、身体の緊張をほぐす手技療法です。
現在では、ヨーロッパから入ってきたマッサージの手法に、“あん摩術”が統合され、日本独特の手技療法になっています。
妊婦さん用のマッサージは、妊娠中はもちろん、出産の直前まで施術を受けられるように、身体の変化に合わせて行なわれます。
安心してマッサージを受けられるように、うつ伏せ以外の、横向きの姿勢と、仰向けの姿勢を、組み合わせて行ないます。
この事により、妊婦さんの顔とお腹が、ベッドに押し付けられないので、お腹の赤ちゃんに安全で、妊婦さんも、緊張が無く、楽な姿勢でマッサージが受けられます。
妊婦さん用のマッサージは、身体の緊張を和らげ、リラックス効果や、冷え･血行不良などの症状改善に役立ちます。
腰痛・肩こり・むくみ・便秘・頭痛などの症状を緩和し、心身を安定させ、リラックス効果も得られます。
例えば、腰やお尻の痛みのように、身体の一部ならば、短時間(15分程度)のマッサージでも、かなり症状が緩和されます。
適切な圧で筋肉を揉みほぐすと、血行の改善や、身体の緊張が減少し、違和感や痛みの解消だけでなく、それらによるリラックス効果もあります。
特に、肩こり･腰痛･脚のむくみなど、身体に現れた不調の改善に適しています。
但し、妊婦さん用のマッサージは、力の使い加減や施術方法などに、専門的な知識と技術を必要とします。
更に、母体にも赤ちゃんにも負担にならないように、優しいマッサージで、気分が明るくなり、リフレッシュできる事が求められます。
この為、妊婦さん用のマッサージを実施している治療院は、それほど多くありません。
インターネットなどで、知識や技術･経験のある治療院で、マッサージの専門の教育と研修を受けているかを、必ず確認して下さい。
当院は、妊娠中の辛い症状を緩和し、快適に過ごせるように、妊婦さん用のマッサージを行っています。
ベッドはブースで仕切られているので、他の患者さんを気にする事なく、安心して、着衣のまま施術を受けられます。
マッサージの施術時間は、最短15分から受け付けています。 お試しください。
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