緊張型頭痛は、『肩こり頭痛』と言われます。
これは、首から肩・背中にかけての過緊張が続き、この部分の神経が過敏となり、頭痛の回路が出来てしまった為です。
ちょっとした刺激でも、回路が活性化し、頭痛が起き易くなります。
この事は、神経が過敏になっている箇所が、頭痛解消の為の“治療ポイント”である事を意味しています。
首や肩の筋肉の緊張や疲労によって、頭痛を引き起こしているので、肩や首の凝りを和らげ、頭の緊張を緩和させる事が、重要になります。
“疲労物質”や“痛み物質”を溜めている筋肉を回復させ、血流を改善すると、神経への刺激が無くなります。
例えば、緊張型頭痛の場合、首、肩、背中、頭などを触診してみると、必ず、筋肉が異常に緊張している箇所があります。
その箇所を、軽くつまんだり押したりして刺激すると、頭に響いて、頭痛が再現される事もあります。
このような頭痛の引き金になっている治療ポイントを確認し、解消させます。
このような治療法に、東洋医療に基づいたマッサージ治療が、効果的です。
患部に直接、押圧刺激を加え、柔軟化を図るので、血流回復を早め、即効性があります。
しかも、ツボ(経穴)を触診して、筋肉の硬結部(しこり)を見つけ、刺激するので、治療時間の短縮や、治療効果を高められます。
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(症例)長時間パソコンを使う人に多い、緊張型頭痛
【 患者 】
●30代女性
●デスクワークのほとんどが、PC使用
【 主訴 】
●午後になると、後頭部から首・肩にかけて疲労と緊張がひどくなる
●右側の首と肩が慢性的なこりで、特に辛く感じる
【 過去の治療 】
●首の周りの筋肉を、時々ストレッチするが、仕事を始めると、すぐに痛み出す
●市販の薬を服用しているが、効果が弱まった感じ
●病院で、緊張型頭痛と診断され、首や肩のストレッチを指導される
【 当院での検査 】
●頚椎が右側に湾曲気味
●猫背ぎみで、頭を左右に傾けてもらうと、動きが悪い
●触診すると、右首~右肩まで筋緊張と硬結
【 当院の所見 】
●長時間の猫背姿勢による、後頭部・首・肩の筋緊張から生じる頭痛
【 当院での治療(頚・肩部を中心に上半身全体を、30分/回施術)】
●右側の首と肩の緊張緩和を中心に、上半身の硬直した筋肉を緩める
●頚椎の関節軸を中心に戻し、可動域の範囲を回復させる
●以降は、定期的に予防治療
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症状が、一時的で軽度ならば、市販の鎮痛剤でも、痛みを緩和する事ができます。
しかし、薬を多く服用したり、月に10日以上の服用をしたりする事は、注意が必要です。
胃腸などへの悪影響や、眠気などの副作用だけでなく、「薬物乱用」頭痛となって、更に頭痛を悪化させる為です。
本来、後頭部が“締め付けられるような”痛みとなるのは、首や背中の筋肉が緊張する事により、必要な酸素が不足し、老廃物が増え、神経を刺激する為です。
特に、肩甲骨周辺の筋肉は、首の筋肉と関連しているので、背中の筋肉が緊張すると、首の後ろや後頭部の筋肉を硬化させます。
しかし、首や背中は、自分で伸ばしたり、血行を改善したりする事が、難しい場所です。
また、イライラ感や疲労感も、首や肩の緊張を、無意識のうちに強めます。
筋肉が縮む状態が続くと、筋肉内に硬結ができ、更に解消が難しくなります。
このような疲労や緊張による症状には、患部を直接治療するマッサージ治療が、即効性があり効果的です。
当院は、東洋医療をベースに、首や肩の筋緊張の解消や、神経や血管への圧迫を除去し、症状の解消を行っています。
マッサージの施術時間は、最短15分から受け付けています。 お試しください。
(HP)
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