慢性的な腰痛の状態になると、何もしていなくても、「疼くような痛み」とか、「不快なダルサ」などを、感じます。
痛みの程度は、さほど大きくなくても、この不快感によって、腰の疲労感、張り、重ダルサ、などの不快が一層強まります。
軽い腰痛であれば、市販の飲み薬や塗り薬でも有効ですが、慢性的な腰痛の場合、ほとんど効果が無いのが実情です。
このような、「疼くような痛み」とか「不快なダルサ」が起きてくるのは、筋肉内の血流が悪化した事が、影響しています。
必要とされる酸素や栄養が不足し、筋肉内に、酸欠状態やエネルギー不足が起き、また、有害となる老廃物や二酸化炭素を、体外に排出する事ができなくなった為です。
これらにより、神経が異常興奮を起こし、疼くような、「ズキズキ」、「ジンジン」、「ジーン」、といった痛みになります。
また、腰の痛みや不快感は、日によって、強くなったり弱くなったり、あるいは、徐々に強くなったりします。
これは、神経が過敏になっているので、不快感が増すと、神経が強く反応する為です。
例えば、腰にチョット負担がかかり続けたり、天候が悪くなったりすると、血流の悪化やストレスが増し、不快な痛みが強まります。
更に、筋肉内の血流悪化から、筋肉の柔軟性も失われます。
身体を動かそうとしても、動きづらくなったり、腰の関節がギクシャクとした感じになったります。
更に、骨盤の周りの筋肉が、硬く縮んだ状態になると、他の筋肉と不均衡を起こし、骨盤の位置ズレや、腰や背中の骨の並びにネジレを、引き起こす事があります。
本来、痛みは、身体の異常を知らせてくれる“警報”です。
しかし、必要以上に長く続く痛みは、身体の異常を気づかせるサインではなく、痛みそのものが、“病気”になります。
痛みによる緊張と、それによる、痛みの増幅という、悪循環になります。
この為、腰の慢性的な痛みだけでなく、歩幅が狭くなった、脚の冷え、下半身が重ダルイ、疲れ易い、などに気づいた時には、注意が必要です。
しかし、レントゲンやMRIでは、筋肉の、硬さや柔らかさ、温かみや冷たさなど、重要な情報を読み取る事が出来ません。
また、血流障害を調べる検査は、重大な障害だけに行われ、一般的な、手足のしびれや冷えなどでは、適用外になります。
この結果、慢性的な腰痛に対しては、問診と触診による診断が、有効な検査方法になります。
骨盤周囲の筋肉や靭帯の硬さ、筋肉の左右差や、腰や股関節の動かしづらさ、骨盤の位置のズレ、関節の可動域の制限などを、診断していきます。
これにより、画像では分からない、患者が感じている骨盤周辺の違和感などを、確認します。
そして、治療も、動きづらくなった腰や股関節の筋肉の状態を、問診と触診によってチェックして、自然な動きができるようにする事が必要になります。
この為、筋肉の状態を、触診しながら、直接、身体の緊張を解き、血流を改善させていきます。
このような治療に、東洋医学の基づいたマッサージ治療では、神経の交わる場所にあると言われている“ツボ”を利用して、不快感の解消を行っています。
特に、「腰が重だるい」、「腰にハリを感じる」、「腰に慢性的な痛みがある」、などが場合には、ツボ押しが効果を発揮します。
筋肉の柔軟性と血行が改善されると、過敏になっていた神経が解消されるので、患者自身が、早い段階で、痛みの緩和が感じられるようになります。
東洋医学は、長年、身体の不調解消に、効果をあげてきました。
当院は、触診によって圧痛・硬結を確認し、それに基づいて、血流改善や筋緊張の緩解を図っています。
マッサージの施術時間は、最短15分から受け付けています。 お試しください。
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