ゴルフは、日常生活には無い姿勢を繰り返し、普段使わない筋肉をフルに使うので、どうしても力みや緊張が生じ、疲労の度合いが大きくなります。
しかし、プレイ中は、緊張感や高揚感があるので、疲労が生じても、マスクされます。
ところが、プレイが終わり、脳の興奮状態が消失し、精神的な緊張が無くなると、マスクが消失し、疲れがドッと出てきたような感じになります。
≪ 首・肩・背中 ≫
スイング時に、ボールから眼を離さず、頭を残して振り切るので、首・肩・背中への筋肉に極度の緊張と、強い捻りが生じます。
この動作が繰り返されるので、首の付け根から肩にかけてだけでなく、肩甲骨の奥にある筋肉にも強い負荷がかかり、筋肉の拘縮や痛みになります。
≪ 肘 ≫
手首のスイングになっていたり、マットにクラブをゴンとぶつけたりすると、肘や腕の内側の筋肉を痛めます。
そのままにしていると、筋肉内の炎症を起こし、肘から手首の内側が腫れぼったく感じたり、疼痛(ズキズキ痛む)が生じたりします。
≪ 腰 ≫
ゴルフのスイング時に、腰に急速な回転が生じるので、腰周囲の筋肉や、腰の骨を支えている靱帯に、瞬間的で急激な負荷がかかります。
この結果、腰の急激な痛み(ギックリ腰)や、重ダルサ、慢性的な腰痛、脚のこむら返り、などの原因になります。
≪ 膝 ≫
ゴルフコースは歩く距離が長く、アップダウンも多くあるので、気付かないうちに、膝に負担がかかります。
また、スウィング時には、膝に体重が、大きくのしかかります。
負荷が多くなると、膝が伸びにくくなったり、膝がガクガクしたり、脚のムクミやダルサ、などが起きます。
更に、ゴルフの疲労で、気になる事は、これらの疲労や筋肉の損傷が、翌日以降も続き、仕事などに支障が出る事です。
体調を調整している自律神経も、機能低下を起こすので、倦怠感やダルサといった、気分的な疲労感が増します。
このタイプの疲労は、普段、筋肉をあまり使わない生活が続いていると、起き易くなります。
これは、人の身体には、体内に循環する血液量を、普段の生活に合わせて、ほぼ一定している働きがある為です。
例えば、毎日の生活上の疲労や、チョットした運動程度ならば、疲労物質は、血液に乗って運ばれて分解され、疲労が解消されていきます。
ところが、急激な疲労の場合には、静脈の血行を促す血管のポンプ作用が活発化せず、また、必要とされるフレッシュな血液も不足してしまいます。
この為、ゴルフをした場合にも、同じ現象が起きます。
疲労を回復させる為の、身体に必要なフレッシュな血液を、身体の隅々まで行き渡らせるのに、時間がかってしまいます。
疲労物質の排除が進まないので、疲労や不快感がいつまでも残ったり、筋肉の緊張と興奮状態が続くので、身体がいつまでもホテッタように感じたりします。
疲労の原因が、血液の循環と密接に関係している場合には、血液の循環を促進させる事が必要です。
栄養ドリンクを飲んでも、疲労感が薄まっても、疲れ自体は無くなりませんし、新陳代謝を促す為に、熱いお風呂に入っても、汗をかいて身体のエネルギーを使うので、かえって、後で疲れた状態になります。
運動後に、なるべく早く、必要な酸素や栄養を、筋肉の隅々まで行き渡らせる事と、そして、痛んだ身体のボディーケア対策が必要です。
ゴルフ後にマッサージを受けると、活発に動いた身体をスムーズに元の状態に回復させるので、疲労の早期解消に効果的です。
当院はゴルファー向けに、こわばった筋肉の回復や、血行促進を図り、疲労解消や体調回復の治療を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。 ご相談は、[メール]、または[電話]でも、お受けしています。
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