【 リンパ液の流れ 】
リンパ液の流れを改善し、健康な身体づくりを目的とした、リンパマッサージの案内を、よく見かけます。
むくみや冷え性を解消し、セルライトの除去、更に、美肌やダイエット効果など、多岐にわたる健康や美容への効果を、目的にしています。
また、新陳代謝(細胞の生まれ変わり)も良くなるので、太りにくい体質になると、言われています。
ちなみに、｢リンパドレナージュ｣も、内容はリンパマッサージと変わりません。
フランス語で言ったもので、日本語に訳すと、｢リンパ排出法｣です。
リンパマッサージと同じように、リンパ液の循環と老廃物の排泄を促し、全身の機能のバランスを整え、免疫力、自己治癒力を高める事を目的としています。
このように、名称は違っても、どちらも、リンパ液の流れを促進させて、身体の中に溜まったゴミを“外へ出す”事を、目的にしています。
理由として、リンパ液の流れが、血流と異なって、心臓のようなポンプの力を持たないので、自分の力で流れる力が非常に弱いからです。
筋肉の動きや内臓の動きなどを利用して、極めて受動的な流れになっています。
この為、運動不足や、ストレス、生活の習慣、などがあると、リンパ液の流れが滞り易くなります。
この結果、余分な水分が、顔の皮膚の下に溜まると、顔が腫れぼったくなったり、脚に溜まると、脚がパンパンになったりします。
その上、循環が悪いので、何となく不健康そうに見えたり、脚の関節の曲げ伸ばしがしづらくなったりと、いろいろ気になる事が出てきます。
また、身体も、だるく、重く、感じられます。
これは、血液やリンパ液の循環が妨げられ、老廃物や疲労物質など、余分な組織液が貯まってしまう為です。
特に、上半身の血液やリンパ液の循環が悪化してくると、肩こりや腰の鈍痛を起こしたり、循環悪化による不快感から、不安やイライラなど、精神的な不調を起こしたりします。
【 生活習慣よる、むくみ 】
もともと、心臓に戻る血液のうち、約8～9割は静脈の血管で流され、そして残りの1割程度が、リンパ管で吸収され、流されます。
この為、静脈血の流れが悪くなると、体内の水分(組織液)が増え、細胞の間に、リンパ液となって、むくむようになります。
こうしたむくみは、長時間同じ姿勢だったり、精神的なストレスで自律神経が乱れて血行が悪くなったり、アルコールを飲んだ後などに、起き易くなります。
よくある例が、筋肉が比較的少ない女性や高齢者に起きる、“夕方の脚のむくみ”です。
原因は、筋肉の働きが弱ると、脚に溜まったリンパ液を、重力に逆らって、心臓まで戻す事が、十分できなくなる為です。
しかも、脚がダルク感じるので、本当は脚の筋肉を動かす事が必要と分かっていても、歩くのがしんどくなります。
この為、むくみを気にし過ぎて、水分を摂らないようにしている人がいます。
しかし、身体の水分不足から、身体が水分を溜め込んでしまうので、かえって、むくみを引き起こしてしまいます。
また、あまりに水分を摂らないでいると、尿や便などが排出しにくくなって、体内に老廃物や毒素が溜まり易くなり、肌荒れや疲労感を引き起こす事もあります。
日常生活で起きるむくみならば、むくむ範囲は、通常、身体の一部だけで、全身がむくむ事はありません。
しかも、ほとんどが、生活習慣の影響による、一過性のむくみです。
この為、むくみを減らすには、まず、静脈の機能を活発に動かし，更にリンパ管を活発化すれば良いという事になります。
【 解消しづらい、むくみ 】
ところが、いつまでもむくみが続いたり、繰り返し起き易くなったり、解消しづらくなったり、する事があります。
これは、筋肉の疲労や緊張が解消されずにいると、血液を心臓に戻す『筋ポンプ作用』が弱まるからです。
特に、下半身は、重力に逆らって静脈血やリンパ液を心臓に戻す力が必用です。
この為、筋肉の働きを回復させて、収縮と弛緩が、活発に繰り返されようにして、静脈血の流れとリンパ液の流れを、促進させる事が大事です。
むくんでいると、皮膚の表面のむくみが気になりますが、奥の筋肉が、硬くコワバッテ、凝り固まっている事がよくあります。
血管やリンパ管の走行だけでなく、それらを囲み、支えている筋肉の働きを、回復させる事が重要です。
更に、静脈血の停滞が、起き易い場所として、足首や膝の関節付近の注意も必要です。
デスクワークなどで、腰や膝の関節を曲げ続けていると、静脈血が、関節があるので、関節を迂回して、狭い隙間を通り抜けねばならない為です。
この為、関節付近の緊張を緩和する事も、循環を改善させる効果的な方法です。
“筋肉疲労”があると、それによって筋肉の働きに限界が生じ、代謝が悪くなって、むくみが起きます。
当院は、身体の柔軟性を回復させ、血流の停滞による循環を改善し、身体や心の不調を和らげる治療を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。 ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。
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